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今週のお題「引っ越し」転勤族の娘に生まれて

今週のお題「引っ越し」

こんにちは!子育て栄養士の ぴん (@gochi_tabe)です。


今週のお題「引っ越し」に答えていきます。


当ブログでは「はてなブログ 今週のお題」へ自由に書いてます。
ほとんど推敲せず勢いで書きあげてるし、言葉遣いもほかの記事よりくだけているかも?
ゆるーい感じでお付き合いください。


タイトルの通り、私の父親は全国転勤の必要な仕事をしていて、いわゆる転勤族でした。

幼稚園で2回、小学校でも2回の引っ越しを経験しています。

(記憶にはありませんが、もっと小さい乳児期にも引っ越し経験があるそうです。)


「三つ子の魂百まで」というほど、幼児期の経験はその後の人生に影響するようです。

私の数回にわたる引っ越しでいろいろなことを学び、それは大人になった今でも人生観の基礎になっています。



小さいうちに知見を広める体験ができた

日本中の観光地に行った

私は東日本を中心に4つの町で幼少期を過ごしました。

(同じ町に2回住んだため4回の引っ越しで4つの町に住んだのです。)


それぞれの町に違う特徴があり、有名な観光地へ家族で行きました。

大人になった今、たくさんの場所に行った経験は話のネタとして役に立っています。

特に初対面の人との会話で観光の思い出話は効果的ですよね。


名産品や郷土料理を食べた

学校給食や祭りの縁日は、地域の食文化を反映させて作られています。

観光地へ行かずとも、引っ越して違う土地で暮らせば、おのずとたくさんの名産品や郷土料理を食べる機会が生まれます。

普通なら交通費を出して観光地へ行かないとかなわない、ちょっと贅沢な経験ができました。


私が今でも食文化や郷土料理へ関心が高いのは、幼少期の経験が影響しています。


そして食文化を伝える給食を作る栄養士につながったのかもしれません。



たくさんの人とのふれあいで知ったこと

土地によって「普通」は変わる

例えば「どちらにしようかな神様の言うとおり♪」のわらべ歌。

皆さんはこの歌の続きはありますか?

歌の続きが地域によって全く異なるのをご存じですか?


子どものころに口伝いで教わったわらべ歌にバリエーションがあることを、同じ土地でずっと過ごしていたらなかなか気が付かないでしょう。


自分にとっての普通が、別のコミュニティーでは通じない経験。

大人になればいくらでも味わう疎外感を幼少期のうちに経験できたことはある意味で幸運でした。


「普通」なんて無いことを前提に物事を見る癖が備わると、フラットな目線で考える習慣が身に付きます。

それは相互理解を深めるうえで欠かせない目線であり、人付き合いがスムーズに運ぶのではないかと感じます。


手紙の出し方

引っ越しても仲のよい友達と文通をしていました。

最近のようにネット回線が普及していない時代に、手紙は子ども同士の大切な連絡ツールでした。


手紙を書くとたくさんのことが学べます。


相手が喜ぶ文章の書き方

近況報告のネタの選び方

あて名書きのルール

切手の代金



そして宛先人不明の手紙は返送されることも覚えました。


「ずっと友達でいようね」の本当の意味

引っ越し前に何度口にしたか分かりません。

もちろん本心からお互いに交わした約束であることは間違いありません。



ですがその約束を守ることの、なんと難しいことか。

どうしても毎日顔を合わせない相手よりも、目の前の新しい環境を優先するものです。

お互い子どもだったのですから大切にできるもののキャパには限りがあり、致し方ない部分もあります。



「ずっと友達でいようね」という約束は、どこまでも切ない願いの言葉。

ですが何度も約束を反故にされ、自分も反故にしてきた経験は消えません。

私のどこか人付き合いに一線引いてしまう性格の原因はここにあります。




結び

ちょっとしょっぱい、幼少期の引っ越しの話でした。


物事は何でも一長一短。

たくさんの観光地へ行ったり郷土料理を食べられたりしたいい経験もできました。

その半面で、幼少期の思い出を共有できる友人がほとんどいない(失った)経験もしました。



そんなことがあって、私は引っ越しが苦手です。

しかし母親になった今、子どものために今後引っ越す可能性があります。

できれば引っ越し回数は少なく抑え、子どもには引っ越しの負担をさせたくないな……。



最後まで読んでくださってありがとうございました。