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結局最後は何とかなる!?新人栄養士の失敗と対策

結局最後は何とかなる!?新人栄養士の失敗と対策



この記事がおすすめの方

・失敗続きで落ち込んでいる人
・この仕事向いてないんじゃ…?と思い始めた人



こんにちは!子育て栄養士の ぴん (@gochi_tabe)です。




仕事に失敗はつきものです。

誰だって失敗することはあって、それを何とか切り抜けながら仕事をしているのではないでしょうか。



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今回は新人時代の失敗談とそれの切り抜け方を紹介します。


私は新卒で給食委託会社に調理員として採用されて、以後10年ほど給食業務にかかわっています。

その中で経験した失敗談を集めたので、


調理の仕事なんてやめたい……!!


そう思っている方に読んでもらえると嬉しいです。

なお、本当に仕事がつらくて苦しいなら、転職するのも一つの方法です!

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私の情けない失敗談を集めました。

どうかおおらかな目で見ていただけると幸いです。




新人栄養士時代の失敗談

味のしない茶碗蒸し

私の配属された厨房では、調理担当1名が煮る、焼くなどの加熱調理をしていました。

味付けや火加減などその日の料理の出来を左右する重要なポジションです。



新人になりに仕事に慣れてきて、調理担当を任されるようになってきたころです。

給食提供が済んで厨房の後片付けをしていたときでした。



「今日の茶わん蒸し、味がしないってクレームが入ってるんだけど」


と上長に声を掛けられました。



茶碗蒸しの基本のレシピは、卵にだし汁と具材、そして適量の塩です。

私は塩を入れるのを忘れて蒸しあげてしまったのです。



1度蒸してしまった茶碗蒸しに塩を足すことはできません。

そもそも提供してしまった料理に手を加えることも不可能です。


給食を提供する前に調理担当者以外の味見=検食を必ずするのですが、それも

「やけに薄いな」

とすり抜けてしまったのです。



この日はほかに味つけの濃い主菜があったので、それとバランスを取ったと説明してもらいました。


それ以降は、火を入れる前の卵液は必ず味見をして塩加減を見るようにしています。



火の通った数の子

365日給食を提供する施設だったので、お節料理も用意します。

この日の献立は数の子。

市販品の数の子を小皿によそうだけのメニューでした。


調理担当者だった私は、あろうことか、数の子を予熱のすんだスチコン(※)へ……。

※スチコンとは

スチームコンベクションオーブンの略。

大量調理用の調理設備の一つで、蒸す・煮る・焼くなどなんでもできる「超高性能なオーブン」。




数の子って加熱すると白っぽく濁って、下味の醤油の風味が飛んで魚臭くなるんですね。



その後はもう、自分以外のスタッフ全員に頭を下げて、年始の町へ必要分の数の子を買い漁りに行ってもらいました。


火の通った数の子は当然処分。

ただでさえ高級食材を店頭販売価格で買いなおしてもらったので、その月だけ小口清算額が跳ね上がったのは言うまでもありません。


配膳車の中で滴るみそ汁

盛り付けの終わったお膳は、「温冷配膳車」に入れて運ばれます。

配膳トレーを2つに仕切って適温を保ったまま提供できるのです。


温度を保つための装置や中に盛り付けられた料理が入った温冷配膳車を上手に動かしながら運ぶのは少しテクニックが必要で、雑に扱うと壁にぶつかり中身がこぼれてしまいます。


そして、全て盛り付けが終わった配膳車を派手に壁にぶつけ、中身を盛大にこぼしてしまいました。


顔面蒼白、頭も真っ白。



すぐに先輩社員がフォローに回り、

  • こぼした分の料理の作り直しと盛り付け
  • 汚してしまったお膳の回収
  • 提供が遅れる旨の伝達

全て取り繕ってくれました。


ほかにもあるぞ!失敗エピソード

「笑える」エピソードを選んだつもりでしたが、ここまで書いていて胃が痛くなってきました(笑)


それでも
「自分はまだこれよりマシかも?」

と思っていただけたら本望です…。



ほかにも小さな失敗エピソードとして


・電話に出ても相手の名前を聞き取れない

・早番当日大寝坊

・盛り付けた小鉢をひっくり返す

・ご飯の炊飯スイッチを入れ忘れる

・鍋に入れようとした野菜を床にぶちまける

・発注ミスで卸会社の集配センターまで商品を取りに行く


など他多数!


「小さなミス」とはどこまでを指すのでしょう?


ですがこれらすべて今となってはいい思い出……かもしれません。


失敗した時の対処法


失敗してもいいのです。

そのあとちゃんと対処ができればそれでいいのです。

大事なことは

まず謝る!!

そして素直に報告して指示に従う!!


この2つです。

とにかく謝る

大事なことなのでもう一度言います。

まず謝りましょう。


最悪平謝りでもいいです。

「ぼーっとしていました」

「メモをなくしました」

「確認不足でした」


自分の不備だったことを伝えながら謝り、いったん上司の怒りのボルテージを下げましょう。


素直に報告して指示に従う

新人の失敗はとにかく謝っておけば100%リカバリーしてもらえます。

何をしてしまったのか、素直に伝えて指示を仰ぎましょう。



良くも悪くも新人なので、会社の命運を左右するような超重要案件が回ってくることはありません。


そして周りの社員も新人が間違いそうなポイントは熟知しているので、多少の失敗ぐらいでは驚かずになんとかフォローしてくれます。(たぶん)


一番恐ろしいことは報告が遅れてフォローのしようがなくなることです。

スピーディーな報告が傷を浅くします。


失敗したときのダメージを減らす普段の行動

ここからは失敗をする前の対策です。

失敗の原因は経験不足が主ですが、これは経験を積めば解消できます。


ここでは新人が今日からできる失敗に対する予防線を紹介します。

失敗した時の報告先を控えておく

失敗のレベルによって、「誰に」報告するか話が変わってきます。


同じ部署の先輩社員どまりでいいのか?

それともエリア担当者などより上の役職までなのか?



ぶっちゃけ、先輩社員に謝ってすむレベルならだれも気にしないので多少目をつぶっておこうと思います。

が、エリア担当者など現場外の人にいくレベルだと話は別。

「二度と繰り返してくれるな」

というくらいきつくお叱りを受けると思います。


どのくらいなら許されるのかを把握しておいて、仕事への集中力とか緊張感とかのスキルを割り振っていきましょう。

大丈夫。

そのうちどんな仕事もそつなくこなせるほどスキルは伸びます。


できないことはできないと言っておく

周りの社員は新人であるあなたにどんどん仕事を振ってきます。

それは期待を込めたものだったり、手が足りなくて焦っていたり、理由は様々です。


それでも時々、あなたの能力を超えた仕事を割り振ることもあります。

周りの社員は、あなたの能力を必ずしも適切に評価できているとは限りません。

そして「伝えたつもり」で、新しい仕事を割り振ることも。



そんな時はひとこと、できれば大きめな声で、

「初めて担当するので方法を教えてください」

これを伝えてください。



教える時間がないようなときも、間違われることが最も怖いと、先輩社員たちはよく知っているはずです。


いっそ開き直って失敗するものだと思っておく

もはや対策ですらないですが…(笑)


どんなに有望な新人でも失敗は必ずします。

問題なのは失敗することではなく、そこから何も学ばず繰り返すことです。



何度失敗しても、それを回避するにはどうすればいいのか、常に考えて試行すること。

特に時間に追われる調理業務をこなしていく栄養士にとって、正確さとスピードは大切な要素です。

それを身につけるには何度も失敗しながらトライするしかないのです。


まとめ:仕事がつらくてもなんとかなる!



私の新人時代の失敗談とそれらへの対策を紹介しました。


最後に。

何度も失敗してしっかり反省しても、それを認めてくれる職場環境じゃなかったとき。


それはあなたのせいじゃありません。

仕事に行けなくなる前に、少し外を見て別の対策を考えましょう。

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マイナビジョブ20'sのような転職サイトを利用するにも、早めに行動すれば選択肢が広がります。



以上になります!

普段以上につたない内容でしたが、何かの参考になればうれしいです。


最後まで読んでくださってありがとうございました。